「桜井の万葉」…始めます。

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冷やし中華始めました…みたいな表題になってしまった。

前の住所でブログを更新していた時、「桜井の万葉」と称して、我が町桜井市の万葉歌に詠みこまれた地名についていささかの説明を加えたようなページでお目汚しをしていた。あと少し手を加えたいなあ、なんて思いつつ、ついつい放っておいてしまっていたのだが、今年に入ってブログの住所を変更した際に、予備のためにと新たに立ち上げた無料ブログサービスを使った「倉庫」の方に置いてきてしまった。まあ、今の住所だって無料で借りているサーバーの住所なのだが・・・

以前の住所で更新していた時はブログ上部に、「大和逍遥」「屑かご」とかいうボタンがあったのだが、新住所になってからこの語のこのブログの方向性をあれこれと思案していたこともあり、今はそのようなボタン類がないままの状態になっていた。

しかしながら、長年このスタイルでやってきたものだから上になにもないのはちょいと寂しい気がしてならない…ということで、「倉庫」に置いてきたものを、こちらの方に少しずつ引っ越してみようという気になった。

その際、ただそのまま移すだけでは芸がない…という思いもある。書いてきたものの中には、その後見解の変わったものも少なくないし、中身は一緒でも今ならこうは書かないというものもある。だから、こちらに移してくる際には、新たに書き直すというほどではないにしろ、以前書いたものとは異なった姿になってしまう文章もいくつかはあると思う。

ネタ不足のおり、こんな有難いネタはない(笑)。

皆様にははなはだ申し訳ないが、以前詠んだことのあるような文章に、もう一度お付き合いいただき、三友亭の文章が進化したのか、退化したのかお確かめいただきたい。

まずは以下のお披露目の記事から始めたいと思う。


万葉集は雄略天皇の御製で始まる。その雄略天皇が宮を構えたのは泊瀬朝倉宮。諸説あるが、私の住む桜井市内にその地はあったこと疑いはない。近年の発掘の成果によれば桜井市脇本の辺りが最有力といったところかと思う。あえて保田與重郎の言葉を借りるならば「萬葉集發燿」の地と言える。そんな桜井市であるから万葉集で読み込まれた地名が少なくはない。桜井市に住む一人としてそれらを一覧できるようにしてみるのも一興と思う。

しかしながら、こんな仕事は多くの人が既に手掛けていることであって、例えば…

犬養孝著の「万葉の旅・上」(平凡社ライブラリー)

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万葉の旅(上)改訂新版 大和 (平凡社ライブラリー) [ 犬養孝 ]
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例えば

奈良女子大学「山辺の道関連万葉歌」

は、私もいつも楽しく読ませてもらっているし、今回の企画にあっておも大いに参考にしている。

さらには近年

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日本全国万葉の旅(大和編) [ 坂本信幸 ]
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こんなのも出版されて、それ以外にもこの種の出版物は枚挙にいとまがない。だから、それらがあれば、何も私ごときがこのようなものを作らずとも・・・と思わないでもないが、なあに乗りかかった船だ(笑)。

てなことでよろしくお願いいたします。ちなみに今後アップして行こうとする地名は以下の如し。

忍坂
倉橋
高屋
多武山
海石榴市
跡見
泊瀬
巻向
三輪
山田
吉隠

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