下は2023年5月4月22日。すなわち、去年の明日の写真である。
我が家の南側。玄関脇にある猫の額ほどの庭はすずらんの花盛りであった。
けれども、今年はすずらんの生育が遅く、2,3日目一斉に芽を吹き出したものの、花をつけているのは、
これのみ。まだまだ寂しい状況である。
ところが、家の反対側…北側の幅1.5mほどの裏庭はこんな状況である。
花の名はシラユキゲシ。中国…四川のあたりの高地が原産の植物で、解毒消炎の薬効がある植物なのだという。
一つひとつの花は…
清楚、可憐を絵に書いたようなビジュアルであるが、これに騙されてはいけない。
ほんの7、8年前までのこの時期にはシャガの花が所狭しと咲き誇っていた。ところが、今は…そのシャガの姿はとこにも見ることができない。
この写真は6年前ほどの写真であるが、美しく咲いたシャガのその背後にはシラユキゲシの集団が忍び寄っているのが分かる。そしてこの翌年、シャガは我が家の裏庭から姿を消した。
シラユキゲシとの勢力争いに負けてしまったのである。
思えば、我が家の裏庭にシラユキゲシの姿をはじめて見たのは、記憶をたどる限りでは15、6年ほど前ではなかったかと思う。たった一輪、可憐に咲いていた。
そのころその周囲にはシャガが群れをなして咲いており、シラユキゲシは本当に遠慮がちにひっそりと咲いていた。けれども…それは決してシラユキゲシは控えめな正確であったことを意味しない。この可憐な花は、シャガたちに遠慮していると見せかけて、こっそりと地下茎を伸ばし、自らの仲間を増やす準備を進めていたのである。
そして時節は来た。
我が家に裏庭が、4月のこの時期にシラユキゲシに占拠されるようになってから5年になる。
コメント
シャガ、残念ですね。勢力争い、油断なりません。地下茎を伸ばされたら、外からは分かりませんものね。
スズランの日付は、去年の来月の明日になりましょうか?
源さんへ
お教えいただきありがとうございます。
4月22日の誤りでした。
この場所、もう少しすると紫陽花が咲き、秋にはツワブキが…
家の北側の日陰ですので、そんな場所好む花がよく咲いています。