まことに拙い写真で申し訳ないが…
大神神社の神苑に咲いたササユリである。今年のものではない。一昨年に撮影したものである。例年6月の初旬から中旬にかけて、この花は大神神社の神苑を飾る。だから私は、この季節必ず大神神社にお参りすることになる。
大神神社は歩いていけるような場所にあるので、もっと頻繁に行けばいいのではないかとも思うが、これがまたなかなかできないでいる。行けば何かしら気持ちもスッキリするし、それなりの歩数を歩かねばならないのだから、健康のためにも悪くはない。
かつては毎週の週末には必ずお参りしていたのだが、近年は初詣の頃、桜の頃展望台の桜は見事だからね、そしてササユリの頃…おっと忘れていたササユリに先立つギンリョウソウの頃ぐらいになってしまった。
けれども、今こうやってブログを書いている私の場所から窓を見れば、大神神社の祭神である大物主大神の住まい給う三輪山が見える。何も、神社まで行かずとも大物主大神にお会いできる…とも思えないでもない。
…てな具合に誤魔化して入るが本当はちゃんとお参りするに越したことはない。第一家の中にあって、あの神苑に足を踏み入れたときの清涼感は味わえない。いや、清涼感という言葉で表現してはいけない…身震いするような、世俗の塵埃を洗い落とすような…そんな感覚は家の中では絶対に味わえない。
それはよくわかっているんだけどなあ…
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コメント
そうですねぇ。
三輪山そのものが御神体なのですから、ご自宅からお山を拝することが叶うなら、それで良いようにも思いますが、神社のもつ独特の雰囲気、清涼感は確かにかけがえのないものですね。
よく分かる気がします。
源さんへ
コメントありがとうございます。
奈良の盆地の中南部に住んでいれば三輪山はどこからも見えますから、どこからでも遥拝できますが、
やはり、境内に入ったときの空気の違いを感じることに一つの意味もあると思いますからねえ。
億劫がらないで行かないといけません。