続 電話付きカメラ

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最近は1週間おきの更新となっていたが、前回は2週間をあけての更新となってしまった。その帳尻合わせというわけではないが、今回は週をあけずの更新としたい。

「今、私の電話付きカメラは、電話としての機能もカメラとしての機能も十分に果たしているとは思えない。」と前回は結んでいたのだが、ならばそんなものをどうしていつも持ち歩いているのか…

私の使っているスマートフォーンの重量は188g、ケースの重さも合わせれば200gをこえるであろう。大したことのない重さとといえばそうかも知れないが、若い人たちがよくやっているようにズボンのポケットに入れると、なんだかズボンがずり落ちるような感覚になってしまう。ショルダーバッグに入れると、やはりちょいと重く感じる。

邪魔といえば邪魔である。おまけに機材は千円や2千円で買えるものではない。しかも格安の方で間に合っている月々結構な支出がある。定年を過ぎた私の経済にはやや苦しい。それなのに私はこの電話付きカメラを持ち歩き続けている。それなりの理由がやはりあるのだ。

その1つ目はどなたもおわかりになるように、携帯用のパソコンとしての機能である。しかしながら、やはりスマートフォンの画面は小さい。したがって、通常のパソコンに比べると不便であることは否めない。私のように指の太いものは入力するにも、必要な場所をクリックするにもついつい余計な場所に触ってしまいやり直しすることが多く、イライラすることはしばしばである。とても込み入った調べ物をしたり、長文を作成することは不可能である。けれども知識の乏しい私のようなものにはちょいとしたことがいつでも手軽に調べられることはまことにありがたい。

ことに込み入った話し合いをしているときなどは私の知らない言葉が目の前を行き交っている。そんな時、今言った言葉はどんな意味ですかなんて聞くのは少々気が引ける。そんな時私を助けてくれるのが、この電話付きカメラなのである。そして、2つ目以降の理由は、このパソコンとしての機能から派生するものであることは言うまでもない。

2つ目は…私がよく使っている機能はgoogleのgooglekeepというサービスである。ご存じの方も多いので詳細は省略するが、私はこれを便利なメモ帳として使っている。

Google Keep を使えば、考えていることをデジタルのメモやリスト、写真、図形描画、音声として保存し、共有できます。
毎年のように今年はどの手帳を使おうか…などとあちらこちらの書店・文具店にて、手帳の売り場をウロウロすることは私の年末の楽しみでもあったのだが、せっかく苦労して見つけたお気に入りの手帳も、ほとんど何も書かないままに年末を迎えてしまうことが毎年のお決まりであった。書くことが面倒くさいわけではない。あまりの悪筆にため後から自分の書いたものを見ても読めないことがあったり、そうではなくとも自分の字を見ることに嫌悪の情を抱いてしまったりするのだ。

使いもしないものにいくらそれを手にすることが楽しみの一つであったとしても、それに結構な金額を費やすことにはいささかもったいない気がする。しかしながらす必要なことをすべて覚えていくわけにはいかないから、やはりどこかに記憶する必要はある。そこで行きついたのがこのサービスである。

出先にて記録が必要なことがあれば、その要所だけをスマートフォンでこのサービスを用いて記録しておく。大体はこれだけで十分である。込み入った内容を残しておく必要があれば、あとでパソコンの画面を開いて、補足しておく。思いついたアイディアを書きつけておくということにも使える。

リマインドの機能があるので、日付時間をそこで打ち込んでおけば、時間が来ればメールにて通知してくれる。期限のある仕事などには非常に重宝する。更には、クロームを立ち上げたときの最初の画面に付箋のように貼り付けておくこともできるので、記録さえしておけばまず忘れることはない。手帳にメモを取ったとしても、それを手帳に書いたという記憶さえ飛んでしまう私にとって、本当にありがたいサービスである。

2つ目は…カーナビとしての働きである。私の車にはディスプレー付きのオーディオを付けているのであるが、これがスマートフォンに内蔵されているアンドロイドオートを使えるものなので、ヤフーのナビサービスやgooglemapと連動させると、ナビとしては十分すぎる働きをする。

3つ目は…オーディオ機器としての働きである。以前どこかでお話したかもしれないのだがYouTube Musicのサービスを数年前から私は利用している。月々千円とちょっとのお金はかかるが、年間CD4枚ほどの値段で聞きたいと思った曲の殆どを聞くことができるのはお得だろうと思う。これを家にいるときは家にあるスピーカーと連動させて、車を走らせているときは先程のディスプレー付きオーディオと連動させて楽しんでいる。

4つ目は…これは前回頂いた玉村の源さんと同じく、目覚まし時計としての働きである。これとYouTube Musicを連動させ、毎朝好みの曲で目を覚ますようにしている。ただし、最近は目覚まし時計よりも早く目を覚ますことが多くなり、毎朝、好みの曲が鳴るのを今か今かと待っている。

以上が、私は電話嫌いな私がスマートフォンを所持し続けている主な理由である。


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